2012年3月11日日曜日

■367回路による放射線計測(その2)

測定結果

測定は、367回路の出力をパソコンのマイク入力につなぎ、PRAというフリーのパルス頻度解析ソフトを用いることで、放射線パルススペクトルグラフを作成。それによって、放射線の核種とその強度を同定します。前回までの実験で、核種エネルギー値とPRAの出力値はほぼリニアであることが分かったので、直接、核種エネルギー(KeV)で表しました。

測定は、以下の5条件で行いました。

  0.測定時間は3600秒(1時間)とする。
  1.測定部屋空間
  2.マントルを近接させた時
  3.やさしおを近接させた時
  4.白河のホットスポットで採取した土を近接させた時

1.測定部屋空間

   測定結果 (測定時間:1時間)


           横軸は、核種エネルギー(KeV)、縦軸は頻度(パルス数)です。

 


  
2.「マントルを近接させた時

   測定結果 (測定時間:1時間)


                Bi(77.1KeV)が、ギリギリ見えそう?

3.やさしおを近接させた時

   測定結果 (測定時間:1時間)



                                                               

   測定結果 (測定時間:2時間)



4.白河のホットスポットで採取した土を近接させた時

   測定結果 (測定時間:1時間)



2 件のコメント:

  1. こんばんは。

    ちょっと思ったのですが、部屋空間での測定結果にあるセシウムは「やさしお」を近づけたときに出ていないのと、室内でセシウムが検出できるほどの線量は出ていないのではと。

    再現性があるようでしたら私の思い過ごしということで読み飛ばしてください。(^^)

    しかし、ホットスポットの土のセシウムはすごいですね。

    返信削除
  2. tokoyodaさん、

    ブログをご覧頂き、また貴重なコメントありがとうございます。
    ご指摘、確かにその通りかもしれません。
    室内空間において出てきたセシウムらしきスペクトルが本当にそうなのか、妥当性を検証していませんでした。少々、早とちりだったかもしれません。

    再現性、同定の妥当性を検証してから線を入れることにします。
    また、検証していないものについては、コメントを入れることにします。
    よろしくお願いします。

    追伸:ミスの指摘を直しました。K137⇒Cs137、K134⇒Cs134

    返信削除