2012年3月10日土曜日

■367回路による放射線計測(その1)

 367回路とは?

366回路の限界を探るべく、更なる各部の最適化を図ってみました。

1) 初段チャージアンプNFB時定数
2) FET動作点
3) 2段目アンプの周波数特性

NFBの時定数を上げることで、ノイズ周波数成分と放射線パルス周波数成分を引き離し、その上でしっかりフィルターで切り取る方針の基、3PF⇒5PFに増やしました。
一方、FETの動作点を最適化するために、ダイオードを1つ追加しました。ダイオードをシリーズに並べる代わりに抵抗に置き換えることも可能と思います。
最後に、PRAのパルス巾頻度グラフから、2段目OPアンプの入力側の微分系時定数、NFBで構成される積分系時定数を最適化しました。放射線パルス信号巾は300μsec位なので、概ね3KHzのBPFを構成すれば良く、その計算値をベースに実験的に良いポイントを探りました。

シンプル回路ゆえ、部品を追加することは出来るだけ避け、回路定数の変更を主として行いました。以下が、367回路です。


この367回路のソース抵抗Rsの変化に対する、各部電圧(B、C、D点)を下のグラフに示します。
Rs≒10KΩ付近にノイズ変極点があるようです。横軸がソース抵抗Rs値、縦軸が電圧(V)です。


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